女性がなんかだるいと思ったら実は更年期障害なのかもしれません
「更年期障害ってそもそも何?」という方がいらっしゃるかもしれないので、本日は更年期障害について書きます。
このブログをかくために久々にレビューブックを取り出してきました。
看護学生時代から使っているものです。これを読んで下さっている看護師さんから「懐かし~」という声が聞こえてきそうです。
付箋をたくさん貼っているので、かさばり、原型をとどめていません。
本来は下の画像のようにスッキリとしたものです。
中身はこのように書き込みをしています。
これでもここに記載されていることは看護師なら知っていて当たり前レベルです。
看護師として現場にたってから、あまりの知識のなさに愕然とし、勉強をしなおしました。
学生の頃よりも看護師になってからのほうが勉強したという人は多いと思います。
そろそろ本題に入ります。
更年期障害とは、疾患(病気)がないにもかかわらず、自律神経失調を中心とした様々な不定愁訴があることです。
不定愁訴とは、身体の特定部位に偏らない多種多様な自覚症状をさします。
具体的には頭重感、めまい、発汗、しびれ、動悸などです。
エストロゲンというホルモンの分泌低下に加えて、様々な心理的要因(ストレスなど)が重なって発症します。
更年期の定義は卵巣機能が減退し消失するまでの時期をさし、一般的には閉経前後数年のことを言います。
ちなみに、日本人の平均閉経年齢はだいたい50歳くらいです。
更年期障害と似た症状(更年期様症状)は30代から発症する人も多いとドクターが言っていました。
これはエストロゲンの分泌が20代中盤でピークとなり、徐々に下降していくからだと思います。
エストロゲンは卵巣から分泌されるホルモンなので、両側卵巣を摘出された方も更年期障害と似た症状が出現します。
エストロゲンが減少するとどんな症状がでるのかというと
身体面では顔面が赤くなる、のぼせる、発汗、動悸、頭痛、めまいなどです。
精神面では憂うつ感、イライラ、不安、不眠、記憶力低下などです。
他にも更年期障害では肩こりや腰痛、全身の倦怠感が出現することもあります。
病院で受ける治療はホルモン補充療法があります。
ホルモン補充療法はエストロゲンを主体に投与します。
しかし、エストロゲンが過剰になると子宮体癌や乳癌のリスクを高めるため、エストロゲンの働きを抑制するプロゲステロンというホルモンも併用します。
非ホルモン療法では、漢方薬、自律神経失調薬、抗不安薬、抗うつ薬を用います。
心理・精神療法としてはカウンセリングがあります。
環境を変えることで症状が軽減することもあるので、生活リズムを整え、熱中できる趣味を見つけることも推奨されています。
更年期障害は一生続くものではなく、通常は1~2年のことが多いです。
長く続く場合でも4~5年です。
どんな治療を受けるかは主治医の先生としっかり話し合うことが大切です。
精神面が大きく関わるので、SPAでリラックスして心身ともに疲れをとったり、ハーブの力を借りるのも選択肢の一つだと思います。
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