マナ@看護師の為のヒーリングSPAサロンHAPUNAのブログ

身体バキバキ、PMSや更年期障害、慢性疲労に悩む看護師のための新宿にあるサロンです。レイキ、ハワイのロミロミ、整体の技術を取り入れたマッサージやタイのハーブを使って心身ともに本来の状態に戻してバランスを整えます。

妊婦さんの食事・栄養について看護師目線での知識を書いてみます

本日も妊婦さんに向けて記事を書きたいと思います!

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妊娠中は基礎代謝の亢進(基礎代謝が上がるということ)やエネルギーの蓄積のためにエネルギー付加が必要です。

簡単に言うと普段より身体のエネルギーとなるものを積極的に食べましょうということです。

食べ過ぎも禁物なので、なんでも程々が良いですね。

「程々ってどのくらい?」と疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

このブログで後ほど詳しくご説明します。

 

妊婦さんの一日に必要な栄養所要量は妊娠していない時(普段運動をあまりしない方でだいたい1750Kcal)よりも妊娠初期で+50Kcal/日、中期で+260Kcal/日、末期で+450Kcal/日です。

 

妊娠中の脂肪エネルギー比は、妊娠していない時と変わらず、20~30%が望ましいです。※動物性脂肪を控え、植物性脂肪を多く摂ると良いです。

 

蛋白質の1日摂取量は、妊娠していない時より+5~25g/日が推奨されています。

 

妊娠中の食塩の摂取量は1日7.5g未満にしておきましょう。

 

妊娠中のコーヒー・紅茶は日常飲んでいる程度ならまず問題ありませんが、カフェインの摂取は控えめにしましょう。

 

カルシウムの摂取が少ないとこむらがえり(ふくらはぎがつる)になりやすいので、積極的に摂取するようにしましょう。

 

また、ビタミンB1は筋肉疲労を予防するので摂取されることをお勧めします。

 

妊娠中の体重増加量は妊娠していない時のBMIを目安とし、500g/週以上増加しないように心がけましょう。

 

BMI別妊婦さんの推奨体重増加量】

BMI<18.5は9~12㎏増加

・18.5≦BMI<25は7~12㎏増加

・25≦BMIはおよそ5㎏とし、著しく超える場合は個別対応で判断が必要となるため、病院で相談しましょう。

 

《薬剤について》

薬剤が胎盤を通過して胎児に影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。

特に妊娠初期(5~11週)は中枢神経系等の重要器官の形成時期であり、催奇形性の影響を受けやすいです。

妊娠中はお母さんの身体も安定した状態とは言えないため、薬剤投与については主治医とよく話し合うことが大切です。

 

ちなみに、生ワクチン(水痘、ムンプス、MR混合、ポリオ、BCG等)の接種は、経胎盤胎児感染を起こす可能性があるため妊娠中は禁忌です。

生ワクチンの接種後、少なくとも3ヵ月は避妊した方が良いです。

 

《飲酒と喫煙について》

アルコール依存症の妊婦さんは、異常児(発達障害、精神発達遅延、子宮内胎児発育遅延等)の出生率が高いため、妊娠中の過度の飲酒は禁忌です。

妊婦さんが飲酒をすると、短時間で胎児の血中アルコール濃度が上がります。

 

妊娠中の喫煙は、胎盤への血液量を減少させて胎児の発育を遅らせ、低出性体重児、流・早産、常位胎盤早期剥離、前置胎盤、前・早期破水、周産期死亡、乳幼児突然死症候群などのリスクを高めます。

 

まだまだ一つ一つの項目を詳しく書きたいのですが、長くなってしまうので、この辺で。

 

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